環境設定・履歴・拡張 ​

ホーム画面と最近使用したシーン ​

ホーム画面の左側では、プロジェクトの新規作成、プロジェクトフォルダーの選択、シーンの読み込みができます。右側の「最近使用したシーン」からは、以前の作業を再開できます。

正常に読み込み・保存できたシーンの履歴を、最新20件まで保持します。名前やパスで検索でき、各行のメニューから履歴だけを削除できます。ファイル本体は削除されません。

右上の「制作画面へ」で編集を始め、「ファイル → ホーム」でホーム画面へ戻れます。「起動時にホームを表示」をオフにすると、次回は制作画面で起動します。

最近使用したシーンの各行のメニューには、「開く」「ファイルの場所を開く」「パスをコピー」「最近使用したファイルから除去」があります。ファイルが見つからない行は開けません。プロジェクトフォルダーを切り替えても、現在編集中のシーンは閉じません。

表示言語は「ウィンドウ → 言語」または「環境設定 → 一般 → 言語」で変更できます。選択は次回起動にも引き継がれます。ユーザーが付けたアセット名やレイヤー名は翻訳されません。

手ぶれ補正を調整する ​

手ぶれ補正が有効なブラシは、面を斜めから見るときに補正が少し強くなります。画面上の小さな揺れが表面上で拡大するのを抑えるためです。輪郭付近では正面より追従が遅くなります。ブラシの点は表面上の距離に沿って配置しますが、極端に浅い角度では描く面を正面に向けるとさらに安定します。

「描き心地」の「速度に合わせて手ぶれ補正を変える」をオンにすると、ゆっくり描く間は揺れを抑え、速く動かすほど追従を速めます。「速度への追従」で変化量を調整できます。補正量が0のブラシには適用しません。新しいブラシの手ぶれ補正は標準で0.15です。既存の保存済みブラシの補正量は維持します。

筆圧を調整する ​

「筆圧サイズ」は筆圧で太さを変え、「筆圧で濃さを変える」は筆圧で濃淡を付けます。均一なインクの線を描くときは濃さへの筆圧をオフにしてください。既存シーンのストロークは保存時の設定で再描画されます。

先にモデルを読み込みます。読み込みやパスの編集などが途中の場合は、その操作を終えてから筆圧を調整してください。筆圧は「環境設定 → 描き心地 → 試し描きで筆圧を調整」から調整できます。ビューポート上のモデルにペンで強弱をつけて数本描き、「自動調整して確認」を押してください。確認画面で描き直し、「もっと柔らかく」「もっと硬く」で微調整して「完了」で保存します。「キャンセル」では変更しません。マウス入力は自動調整に使わず、筆圧の強弱やサンプルが不足した場合は追加の試し描きを案内します。試し描きはシーンには描き込みません。

試し描きは最新の1本だけが表示され、次の線を描き始めると前の線が消えます。「試し描きを消す」で表示を消し、確認画面の「最初から試し描き」で調整をやり直せます。

強弱をつけて試し描きし、自動調整の結果を確認して描き心地を整えます。

筆圧カーブや最小筆圧を調整するには、「環境設定 → 描き心地」で「筆圧の詳細設定」を開きます。筆圧カーブは「軽いタッチ」で弱い力でも太く、「しっかり押す」で強く押したときに太くなります。最小筆圧は弱く触れたときの下限、筆圧のなめらかさは変化を緩やかにする量です。なめらかさを上げると追従に遅れが生じます。グラフは入力に対する出力、モニターは現在の補正後の筆圧を表示します。これらの筆圧設定は自動保存され、すべてのブラシに適用されます。マウスには適用されません。

「試し描きのカーブを使う」がオンの間は、「筆圧カーブ」と「最小筆圧」を変更できません。この2項目を手動調整する場合は、先に「試し描きのカーブを使う」をオフにしてください。

同じ画面で現在のブラシの筆圧サイズ、手ぶれ補正、描画間隔も調整できます。ブラシごとの設定はブラシプリセットに保存して使い分けてください。

ペンのサイドボタンを使う ​

ペンのサイドボタンは、ペンタブレットのドライバーで割り当てたクリックとして使えます。「右クリック」を割り当てたボタン単独ではカメラは回転せず、Altと組み合わせるとズームします。右ボタンを押しながらペン先を付けても描画しません。ボタンを離したときにペン先がまだ板に触れていても、一度ペンを板から離すまでは描画しません。ペン先がボタンよりわずかに先に触れた場合も右クリックとして扱い、描き始めた線は取り消します。Shift+Altを押している間は、ペン先が触れても描画しません。「左クリック」「中クリック」を割り当てたボタンも、マウスのボタンと同じように使えます。サイドボタンの左クリックで描くときは筆圧がないため、マウスと同じ強さで描かれます。

Ver.0.1.2のレイヤーパイメニューでは、ペンタブでも一覧の上・下へポインターを置いてレイヤーを送り、中央へ戻して停止できます。ペン先のタップでもカードを選べます。3DビューとUVエディタで使えます。

ファイル選択画面を切り替える ​

ファイルやフォルダーの選択には、標準でOSのダイアログを使います。「環境設定 → 一般 → 内蔵ファイルブラウザーを使う」をオンにすると内蔵ブラウザーへ切り替わります。設定は次回起動時にも引き継がれます。この設定はモデルやシーンなどのファイル選択に使います。プラグインの追加やLuaファイルの実行では、引き続きOSのダイアログを使います。新規プロジェクトでは、標準ダイアログ内でプロジェクト用のフォルダーを作成して選択してください。

画面配置と履歴 ​

「ウィンドウ」から各パネルを表示し、ドッキングで配置を変更できます。パネルレールにはパネルを収納し、アイコンから呼び出せます。レールの幅を広げるとラベルが表示され、並べ替え・グループ化・レールから外す操作ができます。配置を戻す場合は「レイアウトをリセット」を使います。

Ctrl+Z / Ctrl+Yで編集を戻す/やり直すことができ、「履歴」で操作を確認できます。Undoはすべての設定や外部ファイル操作を元に戻すものではありません。「コンソール」は処理結果やエラーの確認に使います。操作説明はこの公式ドキュメントを参照してください。言語は日本語・英語・簡体字中国語・韓国語を切り替えられます。

ブラシ・消しゴム・色混ぜ/ぼかし・スタンプ・パスのツール設定もUndo/Redoに対応します。スライダーや数値欄の連続ドラッグは1回の操作として戻ります。別のツールへ切り替えていても、変更した設定に適用されます。ブラシやスタンプの設定を戻すと、次に描く筆跡へ反映されます。すべての設定や外部ファイル操作が戻るわけではありません。

パネルレールを使う ​

パネルのタイトル部分をパネルレールへドラッグすると、アイコンとして収納できます。アイコンをクリックして開き、もう一度クリックすると閉じます。別のアイコンを開くと、先にレールから開いていたパネルは閉じます。開いたパネルのタイトルを外へドラッグすると、通常のパネルとして配置できます。アイコンの右クリックメニューの「レーンから外す」で、レールから取り除けます。レール上部の矢印は、アイコンだけの表示と名前付きの表示を切り替えます。

履歴を戻す・進める ​

「ウィンドウ → 履歴」では、行をクリックして、その操作を終えた状態までまとめて戻る・進むことができます。「最新の状態」は、保持中のRedoをすべて進めます。読み込みや描画などの処理中は履歴を移動できません。戻ったあとに新しい編集をすると、その先のRedo履歴は置き換わります。

「環境設定 → 一般 → 最大履歴数」では、UndoとRedoを合わせた保持件数を設定します。標準は100件、0は無制限です。変更後に「保存」を押すと、上限を超えた古いUndo履歴から削除され、必要に応じて先のRedo履歴も削除されます。削除した履歴は復元できません。連続ドラッグなど、まとめられた操作は1件として数えます。

FPSとフレーム時間を確認する ​

「ウィンドウ → FPS / フレーム時間」では、FPS、平均・P95・最大のフレーム時間、50msを超えたフレーム数とグラフを確認できます。直近240フレームの実時間で、FPS制限や待機時間も含みます。GPUの描画処理だけを測った値ではありません。比較する操作の前に「計測をリセット」を押してください。実験的なテクスチャストリーミングのON/OFFも表示します。

VRAMと表示品質 ​

「環境設定 → VRAM」ではプリセットを起点に調整できます。重い場合は最初にプレビュー解像度を下げ、必要に応じて作業解像度を下げます。

プリセットとプレビュー解像度 ​

初期設定は「バランス」です。「最高品質」はプレビューをフル解像度にし、「低 VRAM」はプレビューを1/4にして、表示用のBC7圧縮などを使います。個別の項目を変更すると「カスタム」になります。「最高品質」「バランス」「低 VRAM」を選び直すと、実験的機能はオフになります。「カスタム」を選ぶだけでは、現在の設定は変わりません。

「半分」「1/4」は画像の縦横の解像度です。UVエディタを開いている間は、UI側のプレビュー解像度がキャンバスの大きさに合わせて自動調整されます。書き出し解像度は変わりません。

VRAMの設定を変えたら、環境設定の下部にある「保存」を押してください。「閉じる」だけではVRAMの変更は適用されません。メッシュUV外側のピクセルの保存方式を変えた場合は、次にモデルを読み込むか解像度を変えたときに反映されます。

設定群内容
テクスチャUV外側の扱い、BC7表示圧縮、チャンネル遅延ロードと対象チャンネル
ベイク中間バッファスナップショット、ライブスクラッチ、レイヤーチェックポイントの遅延確保と最大数
インポート / GPU準備高速GPUパスとGPU確保バッチ
プレビュービューポートとUIパネルをフル/半分/1/4で表示
メモリ基盤ステージングプール、ブロック容量、アイドル時の再利用
予算VRAM予算と超過警告。0は予算制限なし
実験的機能ニューラルテクスチャ圧縮、仮想テクスチャキャッシュ、非編集中セットの省メモリ化。詳しくは以下を参照

描画そのものをUV島内のピクセルに限定したい場合は、ブラシ側の「UV外の余白をなくす(厳密)」を使います。「メッシュUVの外側」の保存・書き出し設定とは別です。

VRAM予算の意味 ​

「VRAM予算」は、警告や一部のキャッシュの調整に使う目安です。指定値を超えるメモリ確保をすべて禁止する設定ではありません。使用量のバーは推定値で、他のアプリの使用量が含まれる場合があります。0では予算を設けません。

表示用画像の圧縮 ​

BC7はビューポート表示用の画像だけを圧縮します。「未選択セットをBC7」では選択中を通常のプレビューで表示し、「全セットをBC7」では選択中も対象になります。編集用の画像や書き出しデータは圧縮しません。通常のBC7表示用画像は256〜512pxです。フル解像度の仮想テクスチャキャッシュでは扱いが異なります。

「ニューラル圧縮(ビューポート表示)」は実験的機能で、初期状態ではオフです。表示用の画像を小さな情報から復元するため、細部や色が元画像と異なる場合があります。プレビューは256〜512pxで、編集・書き出し用の画像は維持します。「レイテント分割」は初期値4、最小2です。フル解像度の仮想テクスチャキャッシュや非編集中セットの省メモリ化が優先される場合、この方式は使われません。

仮想テクスチャキャッシュ ​

仮想テクスチャキャッシュは非選択セットを可逆圧縮してディスクへ退避し、選択時に復元します。フル解像度表示では非選択セットにBC7表示用コピーを使うため、表示色にわずかな差が出る場合があります。編集・書き出しデータは可逆のままです。選択中のセットはページ予算より優先し、常駐管理はテクスチャセット単位です。

編集していないセットの省メモリ化 ​

「非編集中のテクスチャセットを省メモリ化」は初期状態ではオフです。対応GPUでは、選択中・編集対象セットを元解像度で保ち、3秒以上操作がないと他のセットを可逆退避して1/4解像度で表示します。選択中のレイヤーが全テクスチャセットを対象にする場合は、全セットをメモリに保持します。単一セットではチャンネルメモリを減らしません。BC7・NTC・従来のVTなどより優先され、切り替え時に復元待ちが発生する場合があります。

自動保存は保存と復旧を参照してください。「一般」にはパッケージ展開先の設定があります。「キーコンフィグ」では操作名や条件を検索し、キー・マウスの割り当てを変更できます。

Luaとプラグイン ​

「スクリプト (Lua)」では入力したコードの実行とLuaファイルの実行、ログの確認・クリアができます。hf APIにはレイヤー追加・編集、マスク、画像Fill、マテリアルプリセット、ブラシ、モデル読み込み、シーン保存、パッケージ、テクスチャ書き出しなどの操作があります。レイヤー番号は1から始まります。

lua
hf.log('Layers: ' .. hf.layer_count())
hf.add_layer('paint', 'Practice layer')

プラグインは上部の「プラグイン(P)」メニューから起動します。通常のLuaスクリプトと、パネルを登録するLua拡張は別の実行経路です。詳しい手順は、目的に合うページをご覧ください。

スクリプトの実行とUndo ​

通常のLuaスクリプトは、描画中や他の処理中は実行を待機します。Lua命令には約2秒の実行制限がありますが、呼び出した処理のすべてを途中で止められるとは限りません。長い処理は小さく分け、出力ログでエラーを確認してください。Lua拡張のアクションとは異なり、通常のスクリプト全体が自動で1回のUndoにまとまったり、エラー時に一括で巻き戻されたりするわけではありません。実行前にシーンを保存しておきましょう。

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